みよし
ひとり働き方推進委員会 会長
転職4回、起業1回、ミニリタイア2回、複業中。
営業→エンジニア→プロジェクトマネージャー。現在は外資系メーカーでシリコンバレーのクライアント担当。
海外での就職と現地の生活など、人生で得た経験、仕事観(働き方や転職)、人生観をお伝えするブログです。
今まで行った国36カ国。視点をズラせば、人の何倍も人生を送ることができます。
働きすぎてカラダを壊したのをきっかけに、もう長時間シゴトは絶対にやらないと固く決意。会社に依存しない独自の働き方改革【ひとり働き方改革】(通称・ひとはた)を遂行中。
これからの時代、会社に依存せず自分で行動できる人には、無限に活躍できる場が提供され、さまざまな環境でスキルアップをする機会を持てるようになっていきます。なんて良い時代に居合わせたんだろう^^
少しでもあなたのお役に立てる情報を提供できれば嬉しく思います。
改めまして、はじめまして。みよしです。
プロフィールを読んでくださって、ありがとうございます。ここではもう少し詳しく僕の自己紹介をさせてください。
【ひとはた】を始めたきっかけ
【ひとり働き方改革】(通称:ひとはた)を始めた理由は、実は元々は志高く始めた訳ではありません。それを導入しなくてはいけない状況に追いやられてしまったからでした。
注)『ひとり働き方改革』は、僕が勝手に作った造語です m(_ _)m
当時、僕はものづくり系のエンジニアとして独立をしていました。製品の設計開発からお金のこと、会社のホームページ制作、集客、セールス、仕事の勉強などなど、全部ひとりでやっていました。
好きでやっていたことなので、何時間働いていても全く苦痛ではありませんでした。自分の好きなことに自分の時間のすべてを注げることが楽しくて仕方ありませんでした。
ただ、労働時間でいうと会社員時代よりも間違いなく働いていました。会社員だった頃も、夜中の3時まで連日仕事をしていた時期もありましたし、徹夜を繰り返すこともよくやっていましたが、独立していた頃は、作業を止めてしまうと収入が止まってしまう怖さもあって、起きている時間はずっと仕事をしていました。土曜も日曜も祝日も関係なく。。
そもそも「労働時間の長さこそ、そして作業時間の長さこそ、成果につながる」という働き方しか知らずに起業をしてしまったので、なるべくして当然この流れを続けてしまいました。
ついにカラダが限界を迎える
「よく心労がたたって。。」とか聞くと思いますが、多くの人は絶対に自分は大丈夫だと思っていると思います。僕もそうでした。
スポーツも得意な方でしたし、体力には自信がある方だったので、特にそういう思いは強かったかもしれません。
それがある日、ついに無理がたたって、体調を壊してしまいました。デスクに長く座っていることもできず、やることはたくさんあるんだけど、パソコンを打つことがままならない状態になってしまいました。
ひとりで事業をやっていたので、収入を止める訳にはいかず、倉庫で日雇いのアルバイトをしていた時期もありました。
海外の世界最高峰の大学院で研究員にまでなった後に、絵に描いたような人生の大転落でした。
結局、体調不良を半分言い訳に、自分の事業を廃業にして、会社員に戻る決意をしました。(元々、自分の事業自体もうまくいっていた訳ではないので、実際見切りをつけるよいきっかけとなったのですが。)
ひとり働き方改革がうまれた瞬間
独立して失敗した経験は、僕に大きな教訓を与えてくれました。
その教訓とは
時間は限られている
笑ってしまいますが、自分のスキルとか、その人の優秀さとかを超えた物理的な限界があることに気が付きました。。いまさら?という感じですが(笑)
いまも日々仕事の中でさまざまな問題と向き合っている訳ですが、いまでも大概の問題はだいたい何とかなると思っています。「解決できない」という結論に導くことも含めて、時間を掛けて手とアタマを使えば、だいたいのことは何とかなります。
でも、時間ばかりはどうにもなりません。
なので、このとき生まれてはじめて、体力や時間勝負ではなくて、どうやって効率的に作業をしたら良いか真剣に考えて取り組み始めたのです。
繰り返し作業や、作業に着手する順番、考える順番、など超敏感かつ繊細に気を使うようになりました。
事業の失敗のおかげで、とても大切な一歩を踏み出せるようになりました。
自分の失敗を認める
膨大な仕事量でも、こなせない自分を認めたくなくて、長時間働くことで帳尻を合わせようとしてきてしまった僕なんですが、カラダは正直で、僕に「それはダメだ」と教えてくれました。
もうそうなると、やっぱりやることを減らすしかないんです。その上でアウトプットを維持するのならば、本当に意味のある仕事にフォーカスするしかないんです。
ヒトのカラダはスゴいなぁと思います。きちんと僕に警告を出してくれました。
お前の向かっている方向は間違っているよ
と。
あとは思い切って捨てる。相手が上司であってもお客さんであっても、胸を張って意味がないと説得できるのであれば(もちろんそういう言い方はしないですけど)、それは本当は必要ではない仕事なんです。
面白いことに、やるべき仕事にだけ注力するようになっても、何も問題は起こらないんですよね。そして、仕事のやり方がものすごく効率的で合理的になってきたんです。
ひとりで働き方改革をやる理由
僕がひとりで働き方改革をやっているのは、あくまで【自分のため】です。【会社のため】ではありません。
理由は、人を巻き込むと動きがメチャクチャ遅くなるからです。
そして、ムダなエネルギーを消費します。人を説得するエネルギーは、僕は極力使わないことにしています。例えば、技術的に不可能なことを、その分野ではない人に不可能と証明するのは、説得する側の時間とエネルギーを非常に多く使います。
さらに、余計な仕事も増えます。定期的に進捗が聞きたい、とか。
『働き方』を変えようとするとき、環境を無理やり変えようとしたり、働く時間を強制的に短くすることを考えがちですが、僕は『働き方を変えること』は【時間に対する意識を強烈なまでに厳しく変えること】だと思っています。
このマインドセットを変えることは、大勢に対して一斉に実施することは本当に難しいと思います。このコロナ禍のような強制力が働かない限り、人はいまのやり方を変えることはほぼしないでしょう。
なので、僕は自分でコントロールできることにだけフォーカスして、徹底的に効率化させることを目指しています。
そして、このひとり働き方改革で身につくスキルは、間違いなくとても価値のある貴重な一生モノのスキルになります。
組織のルールは組織のものです。そこを半沢直樹や「踊る大捜査線」の室井さんみたいに、絶対に俺が変えてやる!なんてことはせず、どんどん前に進みましょう(笑)
最後に
もう僕たちは一生同じ会社に勤め上げることは稀になっていくでしょう。企業の永続年数は短くなっています。かつて名を馳せた大企業だって早期退職や副業解禁を始めています。
会社はあなたを一生守ってくれません。だから、僕たちにはたくさんの選択肢があるんです。もっと自分勝手になっていい時代だと思います。
自分勝手とは「自分で責任を負う」ということにもなる訳ですが。
それが、不安か?楽しみか?
これを楽しみに変えるには、どれだけ僕たちが主体的(自分勝手)になれるか?だと思います。どれだけ自分の時間を生み出して、そこにどれだけ自己投資をできるかに掛かっていると思います。
ヒトは悲しいかな、いま起こっていることには必死に対処しようとするのですが、先々に起こることに対する予防には全くお金や時間を費やさないそうです。
僕も自分のカラダを壊して「あぁ、確かに!」と思いました。そうなってヒトは初めて必死にそれを回避することに真剣に向き合うものです。大体は、その時はその時で。。と思っているものです。
だから、今からやりたいことにドンドン挑戦して、失敗して、少しずつ方向性を定めるサイクルを今から始めることをオススメします。
なので、イヤなことからは逃げていいと僕は思います。僕も最初に就いた営業職がイヤでイヤで、逃げまくっていたらここに着きました(笑)
自分で主体的に動けるようになったら、迷いも悩みも大きく減りました。そして、戦地、極寒の地、灼熱の地、見たことのないくらい大きなゴキブリが出ないところであれば、だいたい世界中どこでも生きていける自信がつきました。
学びを止めなければ 逃げてよし!笑
いまこの時代に生きていることに感謝をして。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。